災害にはどんな種類がある?災害別の対策をご紹介!

災害とは

災害には大きく分けて2種類あります。

【自然災害】

自然災害とは、異常な自然現象が原因となって起こる災害のことをいいます。
日本は災害大国といわれており、多くの自然災害が発生しています。
特に、地震や豪雨、最近では土砂災害などが頻繁に発生しています。
海、山、川などたくさんの自然に囲まれた日本。
日本が位置する場所や気象などの条件によって自然災害が発生しやすいといわれています。

【人的災害】

人的災害とは、人為的な要因で起こる災害のことをいいます。
火災や大気汚染、交通事故や飛行機の墜落事故など、人が引き起こしてしまう災害のことを指します。

【自然災害】災害の種類

自然災害にはどんなものがあるでしょうか。
合わせて、災害別の対策をご紹介します。

■地震

・落ち着いて、自分の身をテーブルなど硬いものの下へもぐる。
・倒れてくる家具や落下物に注意。
・火の始末はすばやく!コンロの火を消し、ガスの元栓を閉める。
危険が伴いますので無理のないように。
・ドアや窓を開けて、逃げ道を確保する

【事前対策】
家具や家電は固定する。
寝ている場所の近くには大きな家具や物を置かないようにする。
玄関や部屋の扉近く、通路には、背の高い家具や重たい家具を置かない。
ガラスにはガラス飛散防止フィルムを貼る。


■津波

・津波の浸水が予想される地域、海岸付近にいる場合は、直ちに高台に避難しましょう。
・火の始末はすばやく!コンロの火を消し、ガスの元栓を閉める。
危険が伴いますので無理のないように。
・ドアや窓を開けて、逃げ道を確保する

【事前対策】
ハザードマップの確認。
近くの避難所、高台の場所の確認。

■台風・大雨・洪水

事前に大雨・暴風情報をチェックし、各自治体の指示に従えるよう準備する。
土嚢の貸し出しなど行われる市区町村もあります。
家族や周りの人と避難場所の確認。

■土砂崩れ

傾斜の急な山や川に囲まれている地域は、大雨が降ったり、地震の影響で地盤がゆるみ崩れる危険があります。
土石流は、すさまじい破壊力をもつ土砂が、一瞬にして多くの住宅や人命を奪ってしまう恐ろしい災害です。

台風や大雨、最近では多いゲリラ豪雨など大雨情報をチェックして、早めに安全な場所へ避難します。

■噴火

・身近にある活火山を知ること!
「気象庁」では全国111の活火山の観測・監視を行い、周辺に危険をおよぼすような噴火が予想される場合には、噴火警戒レベル、「警戒が必要な範囲」を明示して噴火警報を発表しています。
身近にある活火山を知り、また警報に注意することで、火山噴火の防災に役立てましょう。
・降灰に備えて
火山灰が降り続き、長期に渡って外出できなくなる場合に備えて、事前に飲用水や保存食を準備しておくといいでしょう。
また、外気にさらされる電化製品は使用せず、火山灰が入らないようにラップフィルムをするなどして、対策をしましょう。

■大雪

豪雪地帯でなくても起こる身近な災害です。
大雪によって交通機関の遅れが発生し、食料や生活必需品の調達が困難となる場合もあります。
大雪が降った日には、なるべく外出や車の運転を控えましょう。落雪や路面の凍結による転倒に注意が必要です。
最も多い事故
・除雪中・雪崩・雪のレジャー・雪道での車の運転、歩行中

【対策】
・天候や作業環境を確認しつつ、定期的に除雪作業を行う
・転倒防止のためなるべく外出をしない
・豪雪地域では雪道を安全に歩く練習をしておく
・車の運転をする場合は、路面やタイヤを確認する
・外出ができなくなる可能性があるため、飲料や食料(最低3日分)を準備しておく
・家族と安否確認について話し合っておく
・気象情報をチェックする
大雪が降ることで身動きが取れなくなるため、早めの準備を心がけましょう。

■竜巻

短時間で狭い範囲に集中して、甚大な被害をもたらすのが竜巻です。
気象庁では、発生する可能性のある地域に対し「竜巻注意情報」を発表しています。
その場合には、周囲の空の様子に注意してください。
空が急に真っ暗になる、大粒の雨が降り出す、雷鳴が聞こえるなど、積乱雲が近づく兆候が確認された場合は、竜巻が発生する可能性があるため、注意が必要です。

【対策】
(屋外にいる場合)
・近くの頑丈な建物に避難する。
・頑丈な構造物の物陰に入って身を小さくして、両手で頭と首を守る。
・車庫・物置、プレハブは建物ごと壊される危険があるため、離れる。
・倒壊する可能性があるため、電柱や太い樹木に近づかない。
・飛来物に注意する。
(屋内にいる場合)
・家の雨戸やシャッターを閉める。
・窓から離れ、窓、カーテンを閉める。
・建物の1階(最下階)に移動する。
・家の中心部に近い、窓のない部屋に移動する。
・丈夫な机やテーブルの下に入るなど、身を小さくして両手で頭と首を守る

【人的災害】災害の種類

人的災害とはどのような種類があるのでしょうか。

■都市災害

人類の発展に伴って引き起こされた大気汚染、水質汚濁、地盤沈下、工場災害、騒音、振動、汚物・悪臭、火災など

工場火災や爆発、ビルの倒壊なども含まれます。

■労働災害(産業災害)

労働者が業務が原因で負傷したり病気になったりする災害

勤務中に機材に挟まれてケガをしたり、通勤中の交通事故など、近年は、ストレス性の精神疾患や長時間労働による過労死なども、労働災害として認定を受けています。

■交通災害

自転車や車、バス、電車における陸上交通機関及び、航空機、船舶の運行による交通事情を原因とした災害。

乗っていて、衝突したり、転落、転ぷくした事故、又はこれらの乗り物にはねられたり、ひかれた場合です。

■管理災害

管理を不備や操作ミスなど、怠ったことによる災害や初期段階からの設計・計画のずさんさによる災害。施工の劣悪による災害など。

■環境災害

水質汚濁など環境破壊によって引き起こされる災害


人為災害は人が引き起こして起こるものです。急な発生時に逃れることができません。

もし事故や火災、崩壊などに巻き込まれた場合、まずはその場で指示を出している人に従い、安全な場所へ避難しましょう。

自身が巻き込まれ怪我をしてしまった場合には、然るべき処置が受けられるよう周囲に助けを求めるようにしてください。
災害医療がたくさんの人の命を救う重要なカギとなります。
もし自身が巻き込まれていない、被災したが動ける状況であれば
医療の手が迅速に行き渡るよう協力できるとよいです。

まとめ

日ごろから一人一人の心がけで大規模な災害を起こすことを防げることも多いです。
・車、バイク、自転車など乗り物の安全運転。
・ガスコンロなど火の元の注意。
・部屋の配置や家具の補強の見直し
・環境問題への取り組み
・企業での管理体制の強化

どのような状況でも迅速な対応が必要であるので、常にその災害において必要な情報収集を行うことが大切です。